成長率を爆上げするTOEIC対策の知られざる裏技!多読をもってTOEICを制すべし!

多読とは、簡単な文章をとにかく読みまくることです。

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多読とは反対に精読という言葉があります。精読は大学受験の長文読解で出題されるような文章を何度も読み返して設問を解いていくようなイメージです。

英語学習では、精読と多読が対照的に紹介されることが多いです。

TOEIC対策でも精読と多読の訓練を効果的に使い分けられると英語学習の上達が早くなります。知らない人は覚えておくとお得です。

多読をすることによって、英文読解力が身につきます

英語の上達には多読が効果的です。

というのも、英単語をたくさん覚えていざ実際に文章を読んでみても、ひとつひとつの単語の意味しか理解できず、文章を流れで理解するのが難しいということがよくあります。これは単語や文法の知識は十分に身についているのに読解力が身につけている付いていないという状況です。

こういう時は、多読に取り組むことによって英文の読解力を身に着けることができます。

そして多読を繰り返すと分からない単語に出会ったとしても文脈からその単語の意味を推測する力も身につきます。

また、英語の読解力はリスニング力にも直結してます。

なので多読をすることによって

  1. 圧倒的読解力、読解スピードを身につけることができる
  2. 英語を活きたまま身に着けることができる。
  3. リスニング力が身につけられる

という効果が期待できます。

英語学習の多読は夏目漱石も推奨していた。

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日本語の小説でも、難しい小説はわからない単語や表現がたくさん並んでいて読むのが大変です。

しかし、簡単な小説から徐々にレベルを上げて読み進めていくうちに、自然に難しい表現に触れていくことになり気が付いたら難しい小説も読めるようになっていきます。

これと同じように英語力を身に着けていくべきだというのが夏目漱石の主張です。

“英語を修むる青年はある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい、少し解らない節があって其処は飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと終いには解るようになる 

 こちらは夏目漱石の「多読のすすめ」というもので英語学習について説いたものの一部です。

また同じように夏目漱石は単語帳のような難語集を暗記することを批判しています。

彼の難句集なども読んで器械的に暗唱するのは拙い、殊に彼のようなものの中から試験問題等出すというのはいよいよつまらない話である、何故ならば難句集などでは一般の学力を鑑定することは出来ない、学生の綱渡りが出来るか否やを視るぐらいなもので、学生も要するにきわどい綱渡りはできても地面の上が歩けなくては仕方のない話ではないか、難句集というものは一方に偏していわば軽業の稽古である

TOEICではビジネスに関する単語の知識が必要になってくるので単語帳に取り組まないという手はあり得ません。ですが、夏目漱石からしたら単語帳よりも生きた英語の文章を読むことが大切のようです。
「いやいや、歴史に残る天才のいうことなんか参考にできないよ」と思われるかもしれませんが、百聞は一見に如かず、です。

たくさんの文章を読んでいくうちに自然に文法や単語の知識が身についていくのでどうぞお試しあれ。

オススメ多読シリーズ

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多読をするにしても、いきなり古典小説を読みはじめても知らない単語だらけでなんにも理解できません。

大学受験勉強もTOEICもレベルを下げるためにかなり単語数が絞られています。仮にどちらかを極めていたとしても、ハリーポッターの原書すら読めないかもしれません。

 

ということでおすすめの多読本シリーズ(絵本レベルから古典小説レベルまで幅広く網羅したもの)を紹介します。

Penguin readerシリーズ

レベル1から6に分かれていてそれぞれの6段階で単語や文法のレベルが決められています。

レベル4から5でも、単語はかなり簡単なレベルですが、文章どうしの繋がりや文法など理解しづらいことがたまにあるので少しレベルは低めに見積もっておいた方がよいでしょう。

全300冊です。

Ladder シリーズ

こちらはTOEICの点数ごとにレベルが設定されていてレベル設定がやりやすいです。

全170冊です。